KC-MP717KでMBM車体の車両は1996年から2000年に導入されました。
途中でフォグランプが装着され、前面幕が広幅化されるなど、
標準仕様化が進められた時代背景を映し出す車両でした。
1996年から1998年前期導入分までは、フォグランプレスで、
当時の大阪市交通局では当たり前の仕様でした。
1998年後期導入分からフォグランプレスが装備され、
車内も標準ハイバックシートが並び、標準仕様に近づけられました。
1999年式は、1998年後期導入分と仕様は同じです。
93C号系統、特93号系統時代から井高野車庫と福町を結んでおり、
2010年の廃止まで大阪市交通局最長距離路線でした。
2000年式は更に標準化され、前面幕の幅が拡大されました。
車内も標準ローバックシートで、貧相な印象でした。
2000年式は2010年に鶴町営業所配属となり、
急行バスでの活躍をするようになりました。
大量輸送を求められる場所で、最後の花を咲かせていました。